#3 デザイン仕事にご用心

始めに

『もしもMBAホルダーが動物病院を経営したら』は過去に限定コミュニティ内で配信していた記事のリバイバルです。

元臨床獣医師の豊田が、動物病院業界は『動物を笑顔にする人を笑顔にする人が足りない』という課題を持って起業、その後MBAホルダーとなり、満を辞して動物病院の経営を開始(2019年10月)しました。

このコラムでは、実際に動物病院を経営してみた気づきや取り組み、戦略戦術をノンフィクション経営物語として公開していきます。ビジネス的な考察や、他事業についても紹介していきます。

 

2020年2月1日(土)

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今日は具体的な話で、デザイン仕事について紹介したいと思います。デザインを甘く見ている人多いよね、という話っす!(ちなみに僕は全然甘く見てないけど、センスは無しです)

 

デザインとアートの違い

ところで、そもそもデザインとアートの違いって知ってますか?シンプルに言うと、

・デザインには教科書がある

・アートには教科書がない

という事です。デザインには原理原則がある一方、アートは製作者の自己表現なので原理原則はありません。

抽象度高くして二項対立にするとこんな感じですね。

・デザインは受け手のため

・アートは作り手のため

 

『これでいこう!』に要注意

チラシ作成に限らず、インテリアとか、壁に貼るポスターの枚数とかデザインとか、全部デザインに関係してますよね。気をつけないといけないのは、『僕らは誰でもデザインに触れて生きている(から何となく分かる気でいる)』という事だと思っています。

声が大きい人(権力者や感情的な人)が、『これでいこう!』って言い始めたらめちゃくちゃ厄介ですよね。

僕はこう考えています。

・デザインは独断で死ぬ

・多数決はアートを殺す

なのでチラシとかインテリアを決める議論の場では、

「これはデザインなんだっけ?それともアートなんだっけ?」という前提条件の確認から始めます。

「デザインだよねー!」となったら、上記のような話をして、独裁から遠くなるように議論を進めます。あるいは、「○○さん頑張ったから、これでいこっか!(本当はダサいけど)」という終着点に向かわないような議論にします。

もしもアートであるならば、そこの責任者(権利と責任は1セット)が決めるのが良いかなあと思っています。

デザイナーさんに頼る

僕は基本的にデザイナーさんに仕事を外注します。(簡単なものは内製でやります。)

理由は、ダサいデザインはマイナスの効果になると思っているからです。ダサいデザインなら、無い方が良いなと思っています。なので、獣医師や動物看護師さんにお願いして、ダサいデザインが仕上がって、残業代かかる(or 残業代出なくて不満が溜まる)というのは、負のスパイラルだと思っています。

デザイナーさんの使い方は2パターン

・お抱えの方に依頼する(上手いし、意思疎通◎)

・クラウドソーシングで依頼する(安い)

ってな感じです。

相場感でいうと、

①がA4チラシ1枚で 2万円

②がA4チラシ1枚で 1万円くらい

でしょうか。②に依頼する場合は、デザインが固まっていて、日時やちょっとして訂正をお願いしたい時です。(それだと3,000円くらいになります。)

実際のやり取り

画像を添付してみました。盛り込みたい項目とニュアンスを伝えています。具体的過ぎると、デザイナーさんもクリエイティブを発揮しずらくなるので。

チラシや制作物は『動物病院の外で動物病院の顔になる』ので、めっちゃ気合い入れて作っています。開業して4ヶ月ですが既に20種類以上作ったと思います。こちらボチボチ紹介していきます(^^)

そんなこんな餅は餅屋なので、勿体ないとか言わず、バンバン外注するのが良いと思います。クラウドソーシングは、クラウドワークスとココナラを愛用しています。最近は、ココナラが熱いです。

参考になれば幸いでーす!

 

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