
#20 サーカス動物病院の弱点
2020年 2月 24日(月)
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こんばんは。先日紹介したお笑いコンテストですが、
早速コロナウイルスの影響で延期になる可能性が高くしょげております。
皆さんはコロナウィルスの対策をどのようになさっていますか?
リモートワークに移せる仕事なら問題ないんですが、動物病院事業はどうしても現場で価値を提供するため、
判断が難しいなと感じている今日この頃です。
今日は弱点について紹介していこうと思います。
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友達に頼んでしまったホームページ
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めちゃくちゃ気に入ってないんです。笑
ITに詳しい友人とその後輩が、仕事(副業)を欲していたため依頼してしまったのが発端です。
こんなホームページにしてほしいと伝えていたので、再現なんて楽勝だと思っていたんです。
副業という事もあり、なかなかコミットしてもらえず、中途半端な出来になってしまったというところです。
学びとしては
❶ ホームページ制作について自分の知識が乏しかった
❷ ナアナアで友人に依頼するのは良くない
❸ 準備期間が短いと良くない
というところでしょうか。
それに対して良かった点としては
サンクコストのジレンマに陥らなかった
という一点に尽きます。
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サンクコストのジレンマとは?
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「埋没費用効果 (sunk cost effect)」の別名であり、
ある対象への金銭的・精神的・時間的投資をしつづけることが損失につながるとわかっているにもかかわらず、
それまでの投資を惜しみ、投資がやめられない状態を指す。
ビジネスの場面でも良く出てくる言葉です。
別名『コンコルド効果』と言うのですが
コンコルドって最近全く聞かなくなったと思いませんか?
コンコルドって超音速旅客機として一時はめちゃくちゃ期待されて、めちゃくちゃ投資されていたんですよね。
で、途中で「あれ?これイケテなくね?」と一部の人から徐々に気づき始めたのですが
その時点で多くの金額を投資してしまったため
『サンクコストのジレンマ』に陥り、更なる損害を出してしまったと言う過去があります。
その他にも例を挙げればキリがないと思うほど、サンクコストには引っ張られてしまいます。
動物病院で考えると
「頑張ってCT入れたけど、使いこなせない。ランニングコストも高いけど、折角投資したし撤去出来ない」
とかあるんじゃないかと想像します。
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どうなるホームページ
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今の50万円ちょいかかったので、萎え萎えだったのですが、サンクコストについて知っていたので、
引っ張られず新しい決断をする事が出来ました。
10月初旬にホームページが完成したのですが、10月下旬にはプロの業者に依頼をかけました。
これは良い判断だったと思います。
(金額は150万円…高い!けど素敵なデザインなのと、イニシャルコストだけなので10年スパンで楽々返済出来ると考えました)
そんなこんな今日は僕の選択ミスと盛り返しについて紹介しました。
(これで新しいホームページがダサダサだったら面白いですね…笑)
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補足
当コラムは過去に限定コミュニティ『もしもMBAホルダーが動物病院を経営したら』内で配信していた記事のリバイバルです。
元臨床獣医師の豊田が、動物病院業界は『動物を笑顔にする人を笑顔にする人が足りない』という課題を持って起業、その後MBAホルダーとなり、満を辞して動物病院の経営を開始(2019年10月)しました。
このコラムでは、実際に動物病院を経営してみた気づきや取り組み、戦略戦術をノンフィクション経営物語として公開していきます。ビジネス的な考察や、他事業についても紹介していきます。