#22 動物病院のマーケティング

2020年 2月 28日(金)

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今日はマーケティングについて少し書いてみようと思います。
マーケティングとお笑いは似ていて、僕が結構好きな分野です。
お笑いやっている人はマーケティングが得意なんじゃないかなと思います。
 

 

『どうやったらマーケティングが上手くなるのか』

『どうやったら面白くなれるのか』

は結構似ていると思います。

 

どちらもどれだけ『仮説と検証』を繰り返せるかが鍵ですよね。(ですよねって言われても困りますよね)

たくさん滑ることが出来る人は、「これは滑るんだな。じゃあこれは?」を繰り返すことで、
ウケる確率がジワジワと上がっていきます。
マーケティングも同じで、「じゃあこれは当たるか?」を繰り返していくだけです。

 

もちろんインプットも重要で

「愚者は経験に学び 賢者は歴史に学ぶ」

という言葉にあるように、歴史や他人の成功/失敗を学び、
自分なりの検証を練り上げられる人は良いマーケターだと思います。

 

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経営っぽくマーケティングを説明すると
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マーケティングミックスという言葉があるので、紹介しておきます。
Pを頭文字にする

❶ Product

❷ Price

❸ Place

❹ Plomotion

の4Pという言葉が有名で、これらがマーケティングミックスです。

 

マーケティングと聞くと、❹のプロモーションだけを思い浮かべそうなものですが、
実は全てがマーケティングの構成要素ってことですね!

 

そんで、『このマーケティングミックス』を『一貫性』をもって、『顧客の頭に届ける』事を『ブランディング』と呼びます。

 

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豊田の仮説と検証
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僕が「あ、将来動物病院やるかも…」と思ってから始めたものの1つにInstagramがあります。
良かったら、是非リンクを見てみて下さい。(リンク

 

確か2018年10月くらいから始めたので、開業の1年前ですね。(開業が正式に決まったのは、2019年5月だった気がします)

 

開業までに10,000フォロワーの大台にこぎつけて、
『人気アカウント どうぶつの皮膚科が遂に開業!』という見せ方をしました。
(フォロワーの増やし方は、ど根性と仮説と検証の両輪です)

 

なぜInstagramというプロモーションチャネルを選んだかと言うと

①Instagramの躍進と愛犬・愛猫家との相性の良さ

②力を入れてる動物病院が少ない

③皮膚科と相性が良い

です。
それまでメディアとFacebookをやっていたのですが、2018年10月に明らかにガクッと数字が落ちたのを覚えています。

 

Instagramをやるにあたっての仮説は

1.これからはInstagramで動物病院を探す人増える

2.Instagram上で口コミが広まる

3.ブランディングをしやすくなる

というところでした。

 

まだ検証している段階ではありますが、実際開業してから3ヶ月は皮膚科は予約満員御礼の日々が続き、
その半分はSNSを見ての来院でしたので、そこそこ良い仮説だったのではないかと思います。
(一番遠い方は三重から神奈川に通われていました)

 

今の仮説は、求人募集もInstagramで可能なんじゃないかなというところです。
皮膚科やスキンケアに興味のある動物看護師さんやトリマーさんが来てくださるのではないかと思っています(^^)

 

そんなこんなマーケティングの基礎と、仮説と検証を行うには根性も必要であることと、
動物病院(少なくとも専科は)とInstagramの相性はGOODという内容を紹介させて頂きました!

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補足

当コラムは過去に限定コミュニティ『もしもMBAホルダーが動物病院を経営したら』内で配信していた記事のリバイバルです。

元臨床獣医師の豊田が、動物病院業界は『動物を笑顔にする人を笑顔にする人が足りない』という課題を持って起業、その後MBAホルダーとなり、満を辞して動物病院の経営を開始(2019年10月)しました。

このコラムでは、実際に動物病院を経営してみた気づきや取り組み、戦略戦術をノンフィクション経営物語として公開していきます。ビジネス的な考察や、他事業についても紹介していきます。

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