#26 部下の仕事のフォローの仕方

2020年 3月 6日(金)

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先日組織コンサルの人に良い話を聞いたので、今日は『部下に対する仕事の振り方・フォローの仕方』について
紹介したいと思います。

 

「この仕事はまだ早いかな…」

「この仕事はできるだろう。」

「任せて欲しいと言われても…」

 

上司の方は『仕事をお願いするべきか』『どれぐらいフォローするべきか』について悩まれる事があると思います。
そんな時に便利な考え方があるので画像を見てみてください。

 

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フォローの仕方 4象限
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縦軸は「上司ができると思っているか」

横軸は「部下ができると思っているか」

となっております。

 

1つずつ見ていきましょう!

①右上→任せる

上司も部下も出来ると思っているので、上司のスタンスは「任せる」となります。余計な口出しをせず、見守りましょう。

 

②左上→励ます

上司はできると思っているのに部下はできると思っていないので、「励ます」が正しいフォローの仕方となります。
「君ならできるよ!」と言って自信をつけさせてあげましょう。

 

③右下→正す

上司はできると思っていないのに部下ができると思っているので、「正す」が正しいフォローになります。
正すと言うのは、考え方や行動を正すということです。

 

動物病院では、難しい手術や診察を任せるか否かの場面が想像しやすそうですね。

『解剖学は頭に入っているか』

『必要な縫合方法を身に付けているか』

など確認することで、何が足りていないのか、どうやれば出来るようになるか導いてあげましょう。

 

④左下→教える

上司も部下もできないと思っている場合は、「教える」が正しいフォローとなります。これは分かりやすいですよね!
「励ます」と「教える」が間違えやすそうだな、と思いました。
これもマネジメントの1つですね。


ここで重要なのは『上司と部下の擦り合わせを行うこと』だそうです。

 

例えば、

『上司が出来ると思ってたけど、それは間違いだった。』という事があれば、上述のアクションは勿論変わってきますよね。
また、逆の場合は、『上司は信用してくれない。分かってくれない。』となってしまう場合もありそうです。

どんなに忙しくても、コミュニケーションを取ることがとても大事ですね。今日は組織論のお裾分けでした(^^)

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補足

当コラムは過去に限定コミュニティ『もしもMBAホルダーが動物病院を経営したら』内で配信していた記事のリバイバルです。

元臨床獣医師の豊田が、動物病院業界は『動物を笑顔にする人を笑顔にする人が足りない』という課題を持って起業、その後MBAホルダーとなり、満を辞して動物病院の経営を開始(2019年10月)しました。

このコラムでは、実際に動物病院を経営してみた気づきや取り組み、戦略戦術をノンフィクション経営物語として公開していきます。ビジネス的な考察や、他事業についても紹介していきます。

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